CrescPia

VPS の監視 - 導入編

VPS の運用方針を見直しているところです。
これまで、初期インストールやサービスのデプロイ方法の見直しを行いました。
今度はサーバー監視ツールを導入しました。
Beszel というツールです。

Beszel とは

gihyo.jp で軽量監視ツールということで Beszel というツールが紹介されていました。
第890回 手軽に使えるシンプルな監視サーバー「Beszel」を試す | gihyo.jp


運用している VPS の監視はずっとやりたいと思っていたところでした。
監視にリソースを割きたくない(割く余裕がない・・・)ケースで気軽に導入できるツールです。


go製のツールです。
使い始めたら初めから日本語表示です。
全体的に UI も分かりやすくてすごく完成度も高い印象です。

beszel日本語

導入方針

Beszel は2つのプログラムで構成されます。
一つはサーバーの情報を収集する Agent です。
もう一つは、Agent からの情報をまとめてダッシュボードで表示する Hub です。


僕は VPS を2つ運用しています。
それぞれに Agent を導入して、リソースの余裕のある方で Hub を導入します。
今回はまずは一つの VPS に Agent と Hub を入れてみます。


Agent と Hubはそれぞれ Podman で Systemd のサービスとして運用するようにします。
Agent の方の Podman はシステムの情報にアクセスするので Rootful で起動します。
Hub の方の Podman は表示するだけなので Rootless で起動します。


Quadlet を利用して Systemd のサービス化します。
設定ファイルはここでは書きませんが、1点注意点としては Podman の場合イメージはリポジトリをしっかり書く必要があります。
docker.io/henrygd/beszel-agent:latest
docker.io は省略できません。

何が確認できるのか?

CPU使用率、メモリ使用率などが確認できます。
詳細はドキュメント参照。
What is Beszel? | Beszel

Supported Metrics

こんな感じの画面です。実物です。 Supported Metrics

3月30日に大きな溝がありますが、契約している VPS で障害があったようです。
障害は今年に入って2回目でちょっと不安です・・・。


ともあれ、いい絵が取れました。
監視のし甲斐があります。


まだ通知の設定をしていなくて通知がなかったのは残念です。
この後で通知の設定をしました。
「VPS の監視 - 通知編」を後日公開しますのでお楽しみに。


ちょっと追記:
「CPU 使用率」はこんな感じにデータが取れます。
(「Docker CPU 使用率」は実際には Podman の CPU 使用率です。)
「Docker CPU 使用率」は「CPU 使用率」と動きが逆になるんですね。分母が「CPU 使用率」になるのかな。
たぶん Docker の CPU 使用が落ち込んだということではなく、全体の使用率が増えたのでグラフ表示すると相対的に下がったということなのでしょう。
ちょっと見方に注意が必要です。
CPU Usage


それに対してメモリ使用率はこんな感じに表示されます。
こちらは実際には「使用量」なのでグラフの値をそのまま読めます。 Memory Usage

その他

ちなみに、障害から復旧したときには、動かしているサービスは全部自動で起動しています。
Systemd サービス化していますので。
前回の障害を経て、堅牢になっています。

(以前の記事:Podman でサービス運用)
(以前の記事:VPS 障害からの学び)


使用メモリですが、gihyo の記事で言及がありました。
こちらで確認してもだいたい同じで、Agent は 4MB 弱程度、Hub は 11MB 程度でした。
Agent は 「Dockerメモリ使用率」の項目でも確認できます。

Agent メモリ使用量

Podman で動いているサービスがほかにもあるのですが、ここには Rootful で起動したものしか表示されないようです。
メモリ使用量としては、VPS 全体のものが知りたいのでとりあえずはいいでしょう。

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