CrescPia

nginx 脆弱性対応

nginx でバッファオーバーフローの脆弱性が見つかったとのこと。
Ubuntu のパッケージの nginx の場合はどう対応したらいいの?
アップデートの話です。

nginx 脆弱性

nginx で脆弱性が見つかり修正バージョンがリリースされています。
gihyo.jp の記事より
nginxに18年前から存在する重大な脆弱性が発見される | gihyo.jp


記事によると AI エージェントが自律的にコードを解析して発見したとのこと。
AI を使って脆弱性を調べたのでまずは脆弱性は出尽くした、となるのかな?(ならないかな?)


バージョン 1.30.1 および 1.31.0 で修正されているのでアップデートが必要です。
nginx news: 2026

Ubuntu パッケージでの対応

Ubuntu のパッケージで nginx を入れている場合はパッケージでのアップデートをすれば OK です。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

# もしくは nginx だけのアップデートの場合は
$ sudo apt upgrade nginx

バージョンを確認してみます。

$ nginx -v
nginx version: nginx/1.24.0 (Ubuntu)

バージョン 1.30.1 か 1.31.0 かと思いきや 1.24.0 です。
バージョンは変更されていません。


パッケージでは Ubuntu のリリースごとにバージョンは固定されています。
なのでバージョンは上がりません。
ではアップデートできないのかというと、そんなことはありません。


apt policy コマンドでパッチバージョンが確認できます。

$ apt policy nginx
nginx:
  Installed: 1.24.0-2ubuntu7.8
  Candidate: 1.24.0-2ubuntu7.8
  Version table:
 *** 1.24.0-2ubuntu7.8 500
        500 http://archive.ubuntu.com/ubuntu noble-updates/main amd64 Packages
        500 http://security.ubuntu.com/ubuntu noble-security/main amd64 Packages
        100 /var/lib/dpkg/status
     1.24.0-2ubuntu7 500
        500 http://archive.ubuntu.com/ubuntu noble/main amd64 Packages

Installed にある 1.24.0-2ubuntu7.8 が今インストールされているバージョンです。


また、apt changelog nginxコマンドでは nginx の修正内容が確認できます。
(内容はローカルにあるのではなく https://changelogs.ubuntu.com からとってきているようです。)

nginx (1.24.0-2ubuntu7.8) noble-security; urgency=medium

  [ Thomas Ward ]
  * SECURITY UPDATE: buffer overrun in ngx_http_rewrite_module
    (LP: #2152577)
    - d/patches/cve-2026-42945.patch: Apply upstream commit/fix
      for CVE
    - CVE-2026-42945

 -- Marc Deslauriers <marc.deslauriers@ubuntu.com>  Thu, 14 May 2026 09:55:14 +0200

今回の修正内容が表示され、対策を行ったバージョンは 1.24.0-2ubuntu7.8 です。
対策を行ったバージョンがインストールされていることが確認できたので OK です。



こういうパッチの適用は Ubuntu 側でやってくれていたのですね。
漠然とアップデートされた公式アプリがインストールされると考えていたのですが、バージョン固定なので nginx 公式のものは入れられないですね。

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