CrescPia

電子ペーパー掲示板 - 電子ペーパー 編

玄関用の電子掲示板を作成しました。
電子ペーパー掲示板のディスプレイにあたる電子ペーパー編です。


ハードウェア再掲

電子ペーパーは以下のものを購入しました。

Inky wHAT は 400 x 300 ピクセルのサイズです。
40 ピンのメスコネクタがついています。
画像の表示処理をする Raspberry PI と 40 ピンのコネクタ同士で接続可能です。


Inky wHAT - Large e-Ink Display
せんごくネット通販 - Inky wHAT

ライブラリ

このサイトを参考に進めました。
Getting Started with Inky wHAT


インストール

Inky wHAT と Raspberry PI 接続して電源を入れて起動します。
SSH でログインします。
Github にライブラリ一式があるので取得します。
そして、インストールスクリプトを実行します。

git clone https://github.com/pimoroni/inky
cd inky
./install.sh

動作確認

インストールができたら、まずはサンプルで動作を見てみます。

cd ~/Pimoroni/inky/examples/what
source ~/.virtualenvs/pimoroni/bin/activate
python quotes-what.py --colour "red" --type "what"

偉人の言葉なんでしょうか。
電子ペーパーが書き換わります。


注意点ですが、製品には新しいもの(EEPROM あり)と古いもの(EEPROM なし)があります。
EEPROM にハードウェアの情報があるとのことです。
新しいものではハードウェアを自動認識するようですが、古いとその仕組みがありません。
僕の購入したものは、古いタイプでした。
上記の python のコマンドで --type "what" と付けています。
古いタイプではこのオプションが必要です。
新しいものでは自動認識されるので --type オプションは不要です。

自分用スクリプト

電子ペーパーで表示するには画像を書き込めばいいようです。
望みの表示をするには、望みの画像を用意すればいいということです。

参考サイトを見ながら以下のようなスクリプトを用意しました。
(ハードウェアが古いタイプ用のコードです。)

from PIL import Image, ImageFont, ImageDraw
from inky import InkyWHAT
inky_display = InkyWHAT("red")
inky_display.set_border(inky_display.WHITE)

img = Image.open("~/inky/myscript/pic/display.png")
inky_display.set_image(img)
inky_display.show()

好きな画像を用意して ~/inky/myscript/pic/display.png という名前で置いておき、スクリプトを実行すると電子ペーパーが書き換わります。


つづきます・・・。


最初の記事、電子ペーパー掲示板 - Raspberry PI 編 もどうぞ。